中国は大変、拾い国土を所有しています。ですから、中国でも各地によって、ネット事情が違っているのです。例えば、中国農村部のインターネットユーザー数は3,741万人であります。中国の農村部の人口は7億3,700万人いるため、インターネットの普及率は1割にも満たない5.1%といえます。一方都市部のインターネットユーザーは1億2,359万人で普及率は21.6%だといいます。つまり都市部と農村部で普及度合に大きな差があるのです。それでも近年では、都市部と農村部の差は縮小傾向にあるといいます。
中国農村部でインターネットが普及しない原因の1つが経済的な問題であるといえるでしょう。家庭の平均年収は都市部の11,759元約18万円に対し、農村部は3,587元約55,000円であるのです。これをみても、都市部と農村部では経済に大きな差があるというのが分かります。農村部では中国の低価格PCを買うにも半年分の収入が必要となるのです。ですから、100戸あたりのPC普及率は都市部で47.2台であるのに対して、農村部ではわずか2.7台だといいます。
農村部では、PCが家庭に普及していないので、インターネットを利用する場所としては家(55.2%)ではありますが、ネットカフェ(53.9%)もそれに迫る結果なのです。中国の都市部と農村部をあわせた全体の統計では、家は73.8%、ネットカフェは37.2%となっていますから、農村部では全体平均よりもネットカフェ利用率が高いといえます。中国農村部のネット事情では家での利用率が低いことがわかります。
また、インターネットを利用していない原因について、農村部では都市部に比べ設備もありませんし、PCやインターネット自体がわからなかったり、利用費が高いなどの事情があるとみます。忠告農村部のインターネット利用者を男女別で分けると、都市部は男女比がほぼ1:1であるのに対して、農村部では男性が61.9%であるといいます。これは、農村部では女性の学歴が男性に比べ明確に低いことが挙げられるでしょう。